研修を一覧で一挙解説!教育担当者向け!オススメの目的別研修一覧!

研修を一覧で一挙解説!教育担当者向け!オススメの目的別研修一覧!
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 企業の教育担当者の抱える課題や悩みは様々ですが、意外と多く聞かれるのがそもそもどんな研修を選べばよいかわからないという声。研修を実施するにあたってもっとも重要なことは、研修の目的を明確にすることです。ここではそれぞれの目的別にオススメの研修や教育ツールのランキングを事例を交えてご紹介していきます。

研修の目的とは

 研修の目的とは、研修を実施することではなく、研修を受講した社員ひとりひとりがビジネス上期待する成果を発揮できるようになることです。期待する成果とは大きく分けて2つです。1つ目は、組織の使命というマクロ的視点から逆算し求める期待値に見合った行動です。 2つ目は現場の課題というミクロ的視点から抽出した課題に対する問題解決に向けた行動変容です。
 組織を活性化し企業ミッションを達成するために、双方の視点から研修を検討し実施の際には受講者に目的を明確に認識してもらうことが肝要です。

研修や教育を社内で行う理由

目指すべき将来ビジョンを実現するための人材を育てることが、研修をはじめとした人材育成施策を行う最大の理由です。戦略的かつ中長期的に組織人材を育てていくためのメソッドであり、自組織の未来像を踏まえたうえで、求められる人材を想定し、必要とされるスキルを組み込んで育成体系を構築することが大切です。

1.理念浸透
 企業理念は企業のあり方や方向性を示すためのものです。社内での研修や教育を通じて企業理念やそれに紐づく行動指針を明確に示すことで社員のロイヤリティが向上し、求めるコンピテンシーに沿った行動強化にもつながります。

2.人材成長
 2017年春にパーソル総合研究所が実施した人々の働くことを通じた成長をメインテーマとした1万人規模の就業実態調査によれば、仕事を通じた成長実感が仕事へのモチベーション、満足度、パフォーマンスのいずれにも大きく影響し、さらには人材の定着にも関連していることがわかります。このことからも企業の存続と成長には研修や教育を通じた人材の成長を促す育成が不可欠であることがわかります。

3.業績向上
人材の成長が既存顧客の定着とともに新たな顧客創造と市場拡大の可能性を広げ、ひいては業績を向上させるというプラスのスパイラルを生み出します。

目的別、オススメの研修ランキング

 HR総研が毎年実施している2019年度版の「人事の課題とキャリアに関する調査」によると、包括的な人事的観点からの課題の中でも「次世代リーダー育成」という人材育成に関するトピックが上位を占めています。また現状課題のみならず、3~5年後という中長期的な観点では「次世代リーダー育成」は最重要課題とされており、他年度実施の調査においても不動の上位を占めていることがわかります。
 いっぽう従業員規模別に見ると、大企業においては「次世代リーダー育成」よりも「グローバル人材育成」「ダイバーシティ対応」が重要課題として高いランキングに位置づけされています。性別、年齢、国籍などの多様性を互いに尊重することでおこる化学反応による新たな価値創造は、大企業にとっては存続に関わる最重要テーマであると言えるでしょう。
 ここでは次世代リーダー育成とダイバーシティの2つの観点からオススメの研修をランキングでご紹介します。

次世代リーダー育成研修

 次世代リーダーとは、大きく「企業の未来を担う将来の後継者」のことですが、それが未来の幹部候補の事を指すのか、部課長職の事を指すのかその定義は様々です。まずは研修受講対象者を定めその上で現状を把握した上で次世代リーダーに求めるコンピテンシーを落とし込んでいく必要があります。次世代リーダー育成には時間もかかり内容自体もある程度型の決まった研修と異なり、設計自体も効果測定も難易度が高く頭を悩ませるところですね。成果の期待できる有意義な研修の実施の為のランキングをご参照ください。

・ teambox
 「リーダーが変われば組織が変わる」をモットーに、スポーツチームにおける最新のメソッドを盛り込んだ実践型学習プログラムを提供しています。
 期間は延べ半年間。組織とリーダーの現状を定量的に把握にするための独自の組織力診断にはじまり、月一度の集合研修と各個人の振り返りツール、事後の1on 1研修による手厚いサポートでリーダーとしての成長をサポートしてくれます。
 トレーニング成果を最大化するための工夫として特に特徴的なのは、Family Meeting と呼ばれるリーダーへの支援体制をより盤石なものにするための定例会議。事務局や経営陣をFamilyと呼び、経営陣、人事担当者、そしてTeamboxのトレーナー陣で行うファミリーミーティングを通して一丸となり、一枚岩での組織変革を目指します。
ビッグプロジェクトでの成功事例も具体的で、単発の実施することが目的になりがちな研修と比較し成果が期待できますが、 気になる費用に関しては概算も非公開のため検討の際には問合せが必要です。

マーベラス・ラボ 失敗しない次世代リーダー研修
 誰もが学べる普遍的なリーダーとしてのあり方を7つの要素に落とし込み学問として体系化し、リーダー学と名付けてそれを体験型の研修に落とし込んでいる点が大きな特徴です。ニーズにあわせてある程度のカスタマイズが基本ですが、専用の研修施設を利用し野外研修と室内研修をミックスするなど他にない斬新な学習方法を選択する事が可能です。期間は1年間というスパンの中企業の事情にあわせて3〜4回実施し、リーダーとしての必要な要件を見につけていきます。
 研修の価格は参加人数によって異なりますが、1人辺り25,000円〜40,000円/日ほどを想定しています。最低実施可能人数は8名〜がほとんどで、この価格の中に保険代、研修サービス料、施設使用料(野外研修の場合)、ファシリテーター料、交通費と宿泊費(1泊2日以上の場合)が加算されるイメージです。ファシリテーター料は講師によりばらつきがあり、1回の研修でおよそ10万円〜50万円程度と提示しています。研修の質はファシリテーターの質によって左右されるため、ニーズに合った講師の選定が必要です。

リ・カレント 次世代リーダー研修
 独自のビジネスドラマシミュレーションという手法により、戦略の組み立て方などを実際の企業事例から学んだ上で自部門における具体案を立て、研修後に実際に現場で上司やメンバーと相談しながら練り込んでいく実践型の研修です。
 推奨日数は約1年半、人数は20名前後、シリーズ型研修で2日間×5~7回を想定しています。費用に関しては非公開のため、具体的に検討するためには問合せが必要になります。

ダイバーシティ研修

 ダイバーシティとは、日本語では多様性と訳されます。ビジネスにおいては、性別、年齢、国籍、宗教などの違いに捉われず、各々個人のらしさを受け止め活かしていこうという考えの事です。

株式会社シルバーウッド ダイバ―シティVR
 自分とは異なる多様な立場の人のストーリーを最先端の映像技術VR(virtual reality)を用いて一人称体験し、それまでは自分とは全く関係のない遠い存在だと思っていたチームの多様性を自分ごととして学び、企業活動へ活かすコンテンツです。
 最先端の映像技術を用いた臨場感あふれる体験が受講者の心に接近しわたくしごととして捉え議論が深まり記憶に残る研修が叶います。
  推奨期間や受講最適人数、価格帯等詳細については非公開のため、問合せの必要があります。

株式会社 ミライロ ユニバーサルマナー検定
 多様な人々と向き合うためのマインドとアクションをユニバーサルマナーと名付け、高齢者や障害者に向けたアクションの取りかたを実践で学びます。研修終了時には簡単なテストがあり、資格が発行される事が、受講者のモチベーションを高める一つの要素となりうる点が特徴的です。
 また、講師の多くが障害者、LGBT当時者であり、自己の体験をもとにレクチャーしてもらえる事もインパクトが大きく、学びが深まる要素のひとつ。
 導入講座である3級は、2時間の研修を受講と共に全員合格、一人当たりの費用は5000円(税込)です。理論を踏まえて実際の当事者に対するケア方法を体感と実践で学ぶ2級は、5時間の研修受講後、30分の筆記試験があり、一定基準に達していると合格することができます。

株式会社ハートクエイク ゲームで学ぶダイバーシティ&インクルージョン研修 
 これまでにもダイバーシティという言葉は注目されその必要性に関しても特に大企業において重要視されきましたが、最近はそれに加えていん来る―ジョンというキーワードが加えらえれ、ダイバーシティ&インクルージョンと表現される事が増えてきました。ダイバーシティは日本語で多様性、インクルージョンは包括。どちらも抽象的でイメージしにくい言葉ですが、平たく言えば多様性をただ認めるだけでなく、各々の強味を活かし化学反応を生じさせ新たな価値を見出すことです。このように企業として重要性を理解し促進を深めたくとも、一般になじみが薄ければ言葉の分かりにくさにそもそも受講者のハードルが上がってしまう可能性も否めません。その事に着目し、とっつきやすく体感できるビジネスゲームを用いた研修を提案していることが大きな特徴です。考え方に違いがある事やその違いを感じた時の自分自身の反応に気づき、違いを乗り越えるためのプロセスを学ぶわかりやすいステップがおススメの理由です。費用については非公開。まずは問合せをオススメします。

目的別教育ツール、サービスランキング

次世代リーダー育成

・株式会社ビジネス・ブレイクスルー オンラインプログラム リーダーシップアクションプログラム 
 オンラインでの学びの特長を最大限に活用し、学長である大前研一が編み出したもっとも効果的なリーダー養成メソッドを適正検査、映像講義、オンラインディスカッション、アセスメントと一貫して学ぶことができます。
 費用に関しては非公開ですが、会場またはSkypeでの無料ガイダンスが定期的に開催されていますので検討の際は問い合わせてみることが検討の近道です。

・学校法人産業能率大学 総合研究所 経営人材特性診断EXE 
 経営人材候補者の選定の際に、対象者の基本的な特性を測定する診断ツールです。
 大局観・胆力・成熟の3つの要素(11の特性) という観点に加え、経営に対する意欲を測定します。
 個人の特性や資質に関するアセスメントはたくさんありますが、次世代リーダーとしての資質と言う点に的を絞っているツールと言う点で的が絞りやすく、回答に要する時間が15分程度というのも受講者の負担が少なく取り入れやすい要素です。
 料金は4,400円/人(10%税込)と明示されていますが、アウトプットの表示形式により異なる場合もあるため、問合せが必要です。

・スマレビ 360°評価(多面評価) 
 1人の人材に対し、上司・部下・同僚等、多角的な視点を通して対象者を観察するおなじに対する評価を得る人事評価の手法としてはおなじみの評価方法です。あらかじめ用意された診断項目(求められる行動要件)を用い、対象者の日頃の実践度を5段階で評価します。同時に 対象者自身も自己評価し、周囲と自身の認識とのギャップを明確にします。
 それ自体は目新しさはないかもしれませんが、ワンマンにならず社内一丸となりリーダーのあるべき姿を明確にし、それになぞらえ成長が期待できると言う点で効果的なツールであると言えます。

 

ダイバーシティ研修

・Bcon Eラーニング ダイバーシティ推進講座
 アニメ―ションやナレーションによるガイドで、わかりやすく簡潔にそもそもダイバーシティとは何か、それが重要であるとされる時代背景等を豊富な実務事例で学ぶことができます。
 約45分で全3章からなる内容を学ぶことができ、理解度を図るクイズも用意されています。各々のペースで期間内であれば繰り返し学習が可能です。
 費用はダイバーシティ推進講座単体で一人当たり1万円(税抜)。マネジメントやヒューマンスキル・ビジネスナレッジ等、その他のコンテンツも充実しており、他4コースを合わせて受講する場合は1人あたり2万円(税抜)の料金プランが容易されています。
 概念自体が曖昧で理解に時間を要する内容の為、広くわかりやすく同じコンテンツを安価で周知手って位出来るのは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

・株式会社ハートクエイク 異文化コミュニケーションを体験するゲーム バーンガ 
自分のルールが通じない体験を通し、異なる者に触れた際に生じる自分の反応を知り、工夫する体験することができルビジネスゲームです。
 研修として外注する事も可能ですが、ゲームキットのレンタルも可能です。社内講師による研修の内制化に力を入れている等の事情画ある場合、ゲームを利用した研修は構築もゼロからに比べ容易かつ参加型で受講者にとっても抵抗感が少ないというメリットがあります。ゲームレンタルのみの費用は非公開のため、問合せが必要ですが、講師派遣にて実施の場合、ゲームに要する実施時間は1.5〜2時間、金額は15万円〜となっています。

・株式会社ライフスタイルウーマン 人生ゲーム キャリアトランプ
 国家資格キャリアコンサルタントの更新講習にも取り入れられている研修ツールです。ダイバーシティーや女性活躍推進の研修などで広く活用されており、 ゲーム感覚で楽しく自己理解・他者理解を推進することができます。
 開発者の吉居理奈子氏は、同社社長ダイバーシティ・女性活躍推進・メンター制度支援など、人材開発に関わる教育実績多数。自らの組織でも、「女性の力を最大限に活かす」ための新しいワークスタイル(能力発揮しやすい働き方)を追及し、2014年には経済産業省中部経済産業局にて、「新たな技術と独創的なアイデアで、事業展開を図るベンチャー企業」として紹介されました。
 費用に関しては詳細は非公開ですが、まずは自らが体感する無料体験セミナーが用意されています。検討の際には足を運び、自ら学びを体感してみるのも一つです。

 

社内研修の今後

 日本における企業研修は、今や雇用形態や就労環境の変化や業員の多様化等に伴い、従来の現場における問題解決型から主体性ある自立型人材を前提とした組織のビジョンに近づくための個の育成へと変化しつつあります。
 今後ますます通り一遍等のマニュアル通りの研修ラインナップの中から階層別に研修を選び実施するだけでは追いつかず、担当者としては悩ましい事と思いますが、それに比例し研修会社の提供する研修やツールも今後ますます多様化して行く事が予想されます。

まとめ

 研修と一口に言っても、誰にどのような変化を求めるかという目的により切り口も変わり、1日限りの座学の研修ばかりが研修ではない事がご理解頂けたと思います。研修は受けて終わりではなく、目的に応じた行動変容につながることが大切です。その軸を持ちつつ研修を企画実施の際には是非当該ランキングも参考にしてみてください。

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